施工の流れConstruction Process of Container House & Movable House
コンテナハウス施工の流れ
コンテナハウスは、大きく分けて、[1] コンテナ連結工事、[2] 内装工事、[3] 運搬・設置 の3つのステップで施工します。(※設計プランによりコンテナ連結工事が必要ないものもございます。その場合は「内装工事」の工程から開始します)
[1] コンテナ連結工事
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STEP1壁面開口
コンテナハウスを製作するうえで一番労を費やす場面です。基本的にグラインダーでの切断となりますが、連結の際、壁面を全て取り払う際はガス溶断も用います。
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STEP2内部連結(床面・天井面)
今まで波上の壁面が支えていたことにより保たれていた箱の形状ですが、壁を取り除く事により必ずヒズミが発生します。そのため床材(コンパネ・コンクリ等)による調整、もしくは接合面での板金は不可欠です。
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STEP3内部側面連結
側面連結部分は板金仕上げにより、内観を美しく仕上げます。電気配線をする場合は、配線はこの連結部分を通ることもあります。そのため連結部分は突出した形状で収めるのがスタンダードです。
[コンテナ連結工事完了]
[2] 内装工事
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STEP1未加工コンテナ
未加工のコンテナの内観です。御覧の通り壁と天井は無骨な鉄の箱そのもの。床は木が敷かれている状態です。ここから骨組・断熱材・合板またクロスを貼りつけて加工していきます。
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STEP2骨組み
まずは軽量の素材で骨組を組んでいきます。コンテナ自体の剛性を向上させるとともに、断熱材の下地として必要です。サッシ等を取り付ける際にはこの作業の前段階で開口をしておきます。
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STEP3断熱材
断熱材をはめ込んでいきます。コンテナは鉄板で作られた箱なので、未加工の状態ですと中はエアコンの効いていない車中の様な状態です。断熱材はハウス利用する際には不可欠です。
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STEP4ボードクロス
プラスターボード・クロスを貼り付けて完成です。また別にそのまま木の合板をボードの代わりに貼り付け、そのまま壁として使用したりする場合もあります。
[内装工事完了]
[3] 運搬・設置
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STEP1運搬
現地調査済み、または搬入・設置が可能と判断させて頂いたご指定の住所まで弊社運送部門が大型ユニックもしくはトレーラーにより商品を運搬致します。
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STEP2吊り上げ準備
4天吊りをするため商品の各角に吊り具を取り付け、ワイヤーと繋ぎます。この際大型ユニック車で持ち上がらない重量物の場合は別途レッカーの手配が必要になります。
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STEP3吊り上げ
大型ユニック車ですと、20ftの未加工コンテナを持ち上げるのが精一杯なので、ハウスとして加工された商品を上げ下げするには基本的にレッカーが必要とお考えくださいませ。
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STEP4設置
倉庫としてご利用なさる商品の場合はブロックで水平を調整して設置します。
※サイズが10㎡を超える商品の場合建築確認が必要となり、基礎等別途になりますのでご了承ください。
[運搬・設置完了]
ムーバブルハウス施工の流れ
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STEP1鉄骨フレームの制作
JIS鋼材を使用し、鉄骨フレームの制作をします。
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STEP2骨組みの取付け
外壁・ 内壁を施 工するための骨組みを取り付けます。
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STEP3軽天井の取付け
内装を施工するための軽天材を取り付けます。
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STEP4建具類の取付け
建具類の取付けをします。
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STEP5床材(断熱材)の取付け
フレームに沿って床材(断熱材)を敷いていきます。
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STEP6床板の打ち付け
STEP5で敷いた床材(断熱材)の上から床板を打ち付けます。
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STEP7壁面・天井への断熱材取付け
STEP5と同様に壁面、天井にも断熱材を入れ込んでいきます。
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STEP8設備配管・電気配線・内壁の取付け
設備配管・電気配線などをこの段階で行い。内壁を打ち付けます。
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STEP9外壁の張り付け
外壁を張り付けて完了です。複数ユニットのジョイ ントが行われる場合には現場に搬入し施工となります。